sewi - 弱喰論
FTPS-45

2,160円(税160円)

購入数



僕がsewiを知ったのは、たしか19歳ごろ。
新宿motionあたりのブッキングで来てたので知り、ユニオンでdemoを買った。
まあ理解できない音楽だったし、同い年のやばい奴がいるって感じぐらいだった。
その後、山梨のbirthやa picture of herの紹介でsakiloという6バンドでの共同企画で出会った。
あの頃から僕はsewiというかカワノレイジが好きだったけど、その音楽は理解できる楽曲では無かったし、共感できる言葉も少なかった。俺たちは嫌われてきたし、脆い人間関係や上下関係を気にしながらも常に壊してきた。
誰が好き好んで聴く?そんな言葉さえも耳にした。
本質は変わってはいない。
俺たちぐらいのメンヘラになると、出勤前にsewiを聴こうとは思わない。もっぱら爽やかでポップな音楽だ。
sewiの音楽は「聴く」とは何か違う。どちらかというと、「知る」だ。
心に余裕を持てる時に向き合う音楽と言葉。
そこから得られるものは、決してかっこいいサウンドだけではなくて、人間の感情を揺さぶる、ドラマティックを感じれるはずだと思う。
sewiをきっかけに俺は色々日本語ラップも聴いた。
だもんで個人的には狐火が好き。人間の弱い部分を凄く共感しやすい表現でストレートに伝えてくれる。
その反面、人間の弱い部分を、よりプライド高く、強いメンタルを装い表現するのがsewiだ。
不器用過ぎて伝わりやすい言葉からは遠回りをして、よりシリアスな世界観。
音楽はギャンブルと一緒だ。あとちょっと音楽を続ければ目が出る、そんな風に思い続け五年十年経った。
思い描いていたものとは違うから、御託を並べながら理想や憧れが変わってきたと言い訳をし、他人を蹴落とす。
あと少しだけ信じて欲しい。
CDを置いてもらう事にも難航している。
どうやらsewiの過去の作品が売れていないかららしい。これが本当に悔しい。30歳近くなってバンドを長く続けているのは良くないことだ、と業界から言われたような感覚だ。
昔と変わった、変わってない、良くなった、別物だ、だのも言い飽きた。
とにかく弱蝕論を買って、ライブを観て欲しい。初回特典で付くCD-R、「分の先」も個人的には大好きな曲だからお早めに。
それをお願いや説得をするのもきつい。興味があれば買ってくれ、としかもはや言いようがない。
金がないのなら、相談して欲しい。俺たちも金がないから共感できるだろう。